【社労士解説】相談支援員さんと一緒に障害年金を申請は出来る?

「相談支援員さんに障害年金のことも相談していいのかな?」
「社労士に依頼した方がいいのか迷っている…」
相談に来られた方の中で、時折お聞きする質問です。
障害福祉サービスを利用されている方にとって、相談支援員さんはとても身近で心強い存在です。
そのため、よく知らない人に障害年金について相談するよりも、日々信頼している支援員さんと一緒に障害年金の申請を進めたいと考える方は多くいらっしゃると思います。
本記事では、
相談支援員と障害年金申請の関係性や役割の違いを整理しながら、
無理のない進め方を分かりやすく解説します。

監修:石井 智子
【保有資格】社会保険労務士 / 年金アドバイザー
【経歴】2018年8月 開業
「うつ病」「双極性障害」などの精神疾患で障害年金を受け取りたい方の手続き代行を「確実に・短い時間で・あなたの体力を減らさない」をモットーに行う。
目次
- ○ 相談支援員とは?役割を正しく理解する
- ○ 相談支援員と一緒に障害年金申請はできる?
- ○ 社労士との違い|それぞれの役割
- ○ 申請をスムーズに進めるためのポイント
- ○ まとめ|不安な場合はご相談ください
相談支援員とは?役割を正しく理解する

もうすでにご存じの方も多いと思いますが、
改めて相談支援員とは、
障害福祉サービスを利用する方の生活を支える専門職です。
主な役割は以下の通りです。
・日常生活に関する相談対応
・サービス等利用計画の作成
・福祉サービスの調整
・医療、福祉機関との連携
例えば鬱病によって外に出ることが困難な方の場合、
相談対応はもちろん、
外出機会を週1回から週2回に増やしてみましょう。
そして〇か月後には毎日出れるようにし、〇年後には就労を目指してみましょう。
といったような、ご本人の様子と課題から今後の目標を立てて一緒に伴走するといったことも可能です。
まさに「支援員」ということですね。
その他、関連福祉サービスとの連携にも特化しており、
この状態の方であればB型事業所が向いてそう、A型事業所が向いていそう、もう少しで就労が可能そう。
といった判断も適切にしてくれるのが相談支援員となります。
中には仲良く連携され、支援員の方との日々の雑談を楽しく共有いただく様子も伺います。
相談支援員と一緒に障害年金申請はできる?

そんな福祉業界にはなくてはならない相談支援員さんですが、
早速結論として、相談支援員さんと一緒に障害年金申請はできるか?についての回答です。
👉 相談支援員と連携しながら申請を進めることは可能です。
しかしながら、完全に相談支援員へ申請を任せる(代理申請)ことはできません。
ここは誤解されやすいポイントです。
申請はご本人しか行えません。
もしくはご本人の代理で申請できるのは、
ご本人の親族か、社労士・弁護士といった専門家のみが代理で申請が可能です。
✅相談支援員が主にサポートできること
・日常生活の状況整理
・通院状況の確認
・制度利用の方向性の相談
・関係機関との調整
つまり、
ご本人が申請するのを手助けすることは可能です。
そもそもの制度をご一緒に理解したり、申請に関連する状況を改めてご一緒に整理したりといった範囲です。
社労士との違い|それぞれの役割

障害年金の申請では、
我々社会保険労務士が関わるケースが多いです。
それぞれの役割を整理すると以下の通りです。
✅相談支援員:生活支援◎ 制度の説明 ○ 書類作成のサポート △ 申請手続きの代理 ×
✅社労士:生活支援△ 制度の説明 ◎ 書類作成のサポート ◎ 申請手続きの代理 ◎
それぞれの役割を活かして進めることが大切です。
例えば、ご自身だけでほぼ進められる情報整理能力や元気があり、ほんの少し一緒に手助けして欲しい方は相談支援員さんと一緒に進めるのが良いでしょう。
反対に、中々ご自身だけで書類の作成や関連情報の収集が難しい場合や、
急ぎで確実に障害年金の申請を通過させたい場合は社労士をご利用いただくほうが良いと思います。
また、社労士が信頼に足るかどうかを相談支援員さんと一緒に確認しつつ、
相談支援員さんと社労士両方に頼って障害年金申請を完了するといった流れも良いのかなと思います。
申請をスムーズに進めるためのポイント

障害年金の申請では、次の点が重要になります。
① 継続的な通院
診断書は医師が作成するため、日頃の通院が基礎となります。
② 日常生活の状況の整理
日常生活での困りごとを整理しておくことで、
申請書類の作成がスムーズになります。
③ 早めの情報収集
制度の流れをあらかじめ理解しておくことで、
落ち着いて手続きを進めることができます。
より詳しい申請に関する情報は下記リンクに記載されていますので、良ければご確認ください。
【社労士解説】障害年金の申請手順をわかりやすく解説|必要書類と流れ
【社労士解説】障害年金の審査の仕組み|どこで何が判断されるのか?
【社労士解説】障害年金を自分で申請する人がつまずく7つのポイントと失敗しない手続きマニュアル
まとめ|不安な場合はご相談ください

いかがだったでしょうか?
改めまして、本題のまとめは下記です。
Q. 相談支援員だけで申請できますか?
→ 制度の説明や生活面の整理は可能ですが、
申請手続き自体はご本人が行うか、親族、専門家に依頼する形になります。
Q. 社労士に依頼しないといけませんか?
→ 必須ではありません。
ご自身で申請される方も多くいらっしゃいます。
お急ぎの場合や、一度で審査通過を目指したい方におすすめです。
障害年金の申請は、手続きの複雑さから負担を感じる方も少なくありません。
そのため、相談支援員の方と連携しながら進めることは非常に有効です。
そこから必要に応じて、
社労士などの専門家のサポートを受けることで、より安心して進めることができます。
まずは相談支援員さんへ、自分でやれるかどうか、専門家に頼ったほうがいいべきか質問してみてもいいかもしれませんね。
もし社労士と連携したい場合は、我々に遠慮なくご相談ください。
一緒に申請を進めていきましょう。
石井智子社会保険労務士事務所は、
障害年金の申請を代理で行っているプロです。
特に対人関係や伝えることが苦手な方は、
我々を頼ってください。
申請も複雑です。一人だと不安だから代わりに行ってほしい方がいましたら、
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