ブログ

Blog

うつ病などのメンタル不調になったら、会社在籍中に行うべき4つの事

「眠れない」そんな夜が続いて、朝起き上がるのがつらくなった・・・
それなのに無理をして働き続ける・・・「とうとう会社に行けない。これ以上まわりに迷惑をかけたくない」
まじめなあなたはそう考えてしまうでしょう。
そして退職することで解決しようとしてしまう。
メンタル不調の方がよく口にする言葉です。
退職は待ってください! やり直しがきかなくなります。会社在籍中にやるべきことがあります。

目次

メンタルクリニックに通院していますか?

眠れないと言って、内科で投薬を受けていませんか?
これから先 病状が改善しなかった場合、うつや双極性感情障害などの精神疾患に進行してしまい、障害年金を受給する事になるかもしれません。
精神疾患を理由に障害年金を受給するなら、内科の受診では初診として認められない場合もあります。
会社に在籍している時に、メンタルクリニックの初診があるかどうかで、受け取る障害年金の種類が変わります。
同じ症状であっても、障害基礎年金より手厚い障害厚生年金を受け取れるのです。
メンタルクリニックは大げさだと、内科で済ませている方! ご注意ください。


休職に関する就業規則を確認しましょう

勤務先の会社の就業規則を確認して、休職に関する規定を読んでください。
どれくらいの期間休みが認められていますか?
休職期間の給与はどのように定められていますか?
休職期間は1年というところもありますし、手厚い3年という期間を定めているところもあります。
休職期間中に給与が支給されない場合、傷病手当金を受け取りながら体調を整えられます。
令和4年1月より、傷病手当金は受給が通算1年6月となりました。
今までは受給開始から1年6月間でしたので、あわてて復職し再度体調を崩す方もいらっしゃいました。
今後はおそらく余裕ができることと思います。
有効利用させてもらいましょう。休職期間があることを確認もせずに退職を考えないように、体を休めて復職をめざしてください。

傷病手当金を受け取ってください

傷病手当金をご存知ですか? 病気療養のため働くことができずに収入がない場合、健康保険組合から生活保障のために受け取ることができる手当です。
継続して3日間の休みがあった後、4日目の日から受け取ることができます。
直近の12か月の平均報酬月額×1/30×2/3の金額です。簡単に言うと1日分のお給料の2/3とイメージしてください。
受け取り始めた日から通算して1年6月間受け取ることができます。
傷病手当金を受け取っている方は、受給前1年間以上勤務していれば、退職後も引き続き受給できます。

収入減に備えて、お金の流れを見直しましょう

闘病がいつまで続くかわからないということは大きな不安です。そして収入減の不安でもあります。
漠然としたお金の不安は、病状を悪化させてしまう事さえあります。
傷病手当金を受け取ったとしても、今までの2/3に減るのですから、大きな見直しが必要になることは明確です。
傷病手当金では生活できずに貯金が減っていく・・・
受給期間の1年6月の間に回復しなかったら? 働けなくなったら? 子供の学費は?
闘病が始まったら、すぐにでも見直しを考えてください。
家賃を支払うために、病気の体に鞭打って働く方に出合いました。引っ越し費用が出せないほど、切羽詰まってしまったそうです。
病気になると、集中力も判断力も落ちてしまいます。どうしようもなくなる前に、FPに相談するのもおすすめです。
 
社会復帰へ向けて実践! 闘病を乗り越えるお金対策とアイデア

LINEでのお問い合わせ

ご質問はLINEでのお問い合わせが一番早くお返事できます。
社会保険労務士が直接お答えいたします。
どうぞご遠慮なく!お問い合わせください。
平日  8:00~20:00
土曜日 8:00~14:00

日曜日のみお休みです。

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ